支援プロジェクト » アニマルシェルターセミナー第7弾

アニマルシェルターセミナー第7弾
~災害を超えて 法改正と今後の対応~

2013年12月、日本獣医生命科学大学にて第7回「アニマルシェルターセミナー」が開催され、全国から動物愛護センター等で働く自治体職員、獣医師、動物看護師、民間のボランティアスタッフなど63人が参加しました。 マースジャパンは、「ペットのために、いまできること。」支援プロジェクトの1つとして、引き続きセミナーに協賛しました。

<環境省動物愛護管理室 大倉 弘二氏>

動物の愛護および管理に関する法律の主な改正点

【概要】動物愛護管理法の仕組み、改正動物愛護管理法のポイント、災害関係が記載されている法令について、災害時におけるペットの救護対策ガイドライン 等

<カリフォルニア大学デイビス校 田中 亜紀氏>

災害動物医療とシェルターメディシン

【概要】人命最優先のなか動物を救助する理由、米国の災害時動物救助医療、今後の日本に必要なこと、シェルターでの群管理、災害への備え 等

<日本獣医生命科学大学 水越 美奈氏>

災害にそなえて飼い主ができること

【概要】犬猫の所有者明示(マイクロチップ、鑑札の常時着用)の重要性、シェルターや避難所、避難に関わるストレスを軽減するための普段の備え、シェルターにおける安全なハンドリングについて

7回目となる今回は、東日本大震災を経験し、改めて災害に備える重要性、動物救助の重要性、具体的な対応等について3人の講師から講演いただきました。

はじめに環境省動物愛護管理室室長補佐である大倉弘二氏が改正動物愛護管理法のポイント、今回の改正により新たに盛り込まれた災害対応に関する条項についてわかりやすく紹介。また、今年8月に作成された「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」のご紹介および内容について簡単にご説明いただきました。
(環境省自然環境局 総務課 動物愛護管理室:災害時におけるペットの救護対策ガイドライン

次に田中亜紀氏(カリフォルニア大学デイビス校)から、ペットと一緒に避難できない飼い主の約25%が避難をしないことや、同行させることができないペットを放浪させることで、公衆衛生リスクが高まることなど米国の調査をもとに人命第一でも動物を救助する理由が紹介され、動物救助の重要性が説かれました。あわせて、米国の災害派遣獣医療チームの紹介と米国の対策の現状、災害時シェルターでの新しい犬猫を受け入れる際の群管理ルールとポイントについての講演がありました。

また、昼休憩をはさみ、水越美奈氏(日本獣医生命科学大学)が行動学の観点から同行避難のメリットや同行避難を行うための普段からのしつけや準備について飼い主がすべき備えについて具体的なポイント、シェルターでの安全なハンドリング(管理・世話)のための道具選定ポイントや、ボランティアスタッフへのリードの持ち方指導など、実際の道具を使っての紹介がありました。

質疑応答のセッションでは、外で飼育されている犬の同行避難はどうすべきか、避難時の猫の排泄はどうするのか等具体的な質問が挙げられ、時間ぎりぎりまで質疑応答やディスカッションが行われました。