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アニマルシェルターセミナー第5弾
~地域の防災とボランティア教育のために~

2012年12月、日本獣医生命科学大学にて第5回「アニマルシェルター セミナー」が開催されました。このセミナーは、東日本大震災発生後、被災地のペットをめぐる問題・課題が明らかとなり、今後増大するシェルター運営のニーズに応えるため、日本独自のボランティア研修を組織し、緊急時においても迅速な動物救護活動ができる優秀なボランティアを養成することを目標に継続的に行っているものです。マースジャパンは、第1弾から協賛しています。

<カリフォルニア大学デイビス校 田中 亜紀氏>

シェルターでの猫の管理

【講義内容】受け入れ時の検疫・隔離、シェルター収容後の部屋環境など

シェルターでボランティア総集編

【講義内容】一時預かりボランティアプログラムのまとめ、一時預かりボランティアを受け入れる側(自治体、シェルター運営側)の注意点とボランティア側の注意点

<日本獣医生命科学大学 水越 美奈氏>

猫の行動学入門

① 猫のボディランゲージ
② 猫飼育における環境エンリッチメント
③ シェルターでの環境エンリッチメント
【講義内容】猫の行動から読み取るストレスサイン、室内飼いVS外飼い、ストレスサインから考えるシェルター内の環境エンリッチメント

5回目となる今回は、猫にフォーカスをあて、田中亜紀氏(カリフォルニア大学デイビス校)と水越美奈氏(日本獣医生命科学大学)のお二人に、猫の性質を考慮したシェルターでの管理、生活環境の整え方、一時預かりボランティアなどについて講義いただきました。当日は、全国から動物保護に携わっている自治体職員の方や、獣医師の方、動物看護師の方など80人以上の方が参加。田中氏からの米国カリフォルニア州のシェルター事例を交えた講義や、水越氏による猫の行動学の見地からの猫シェルター環境の考え方など、より実践的な講義内容に熱心に耳を傾けていました。

ディスカッションの時間には、「狭いケージの中で猫のストレスを減らすためのトイレの配置はどうすべきか」「災害発生時に必要な物資として準備しておくべきものは何か」「すぐにどこかに隠れてしまう猫と同行避難するためのポイントはあるか」など具体的かつ実践的な質問が出され、講師からの具体的なアドバイスを受けての質疑応答が時間ぎりぎりまで交わされました。