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対談 田中 亜紀 氏 × 水越 美奈 氏
~アニマルシェルターとボランティアの未来~

━━お二人から見て、ペット産業・関連企業に対して求めることはなんですか?

田中
それはもう、この(アニマルシェルター)セミナーを支援していただくことでしょうか。
水越
そう。教育が大事だと思いますから。当然、獣医も行政も、そして特に飼い主にも教育が必要です。インターネットなどで情報はたくさんあふれていますが、良質な情報を提供することが大事。これは、なかなか行政だけではできないことだと思います。
日本もアメリカと同じように、感染症や病気で死ぬ犬猫たちは減ってきているにしても、保健所などへの放棄による死がありますから、それを少なくしていくのが大事です。当然、教育は終生飼育につながると思いますね。ペットを飼い始めた人は、最初は飼うことに意欲的ですから、初期教育が必要ですね。
問題が起こってからのしつけ教育ではなく、問題を起こさないようにするためのしつけを普及させる。それにより助かる命が随分あるんじゃないかと思います。
その良質な情報教育の部分を担っていただきたいですね。

━━お二人の今後の活動目標や夢は?

田中
一頭でも多くの動物が幸せになれるように、処分がなるべく少ない社会になることが私の夢です。
水越
私は、大学卒業後、動物病院に勤めて、自分のペットを病院に連れて行けないとか触れないという人の多さに驚いたんですね。「飼い主はペットに嚙まれながらもかわいがっている。これでは飼い主にもペットにも不幸だなと。それってなぜだろう?」という疑問から行動学に興味を持ってその方面に進みました。
子どものころから、犬や猫を飼うのは楽しいという経験をしていますし、これらの教育が広まることで、どんな飼い主もどんな動物もみんなハッピーな関係で生活できれば、シェルターに行く動物を減らせるのだと思います。
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